ガザに再び迫る飢餓の危機 イスラエルが食料封鎖、水や電力も停止の脅し

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配給の食事を受け取る人々=4日、パレスチナ自治区ガザ地区ジャバリヤ難民キャンプ/Mahmoud Ssa/Anadolu/Getty Images

配給の食事を受け取る人々=4日、パレスチナ自治区ガザ地区ジャバリヤ難民キャンプ/Mahmoud Ssa/Anadolu/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプ。住民のウンム・ムハンマドさんの娘が、火を起こすために木くずや発泡スチロールの切れ端を集めていた。

まともな住居や基本的なインフラはどこにもない。かつて家があった場所に積み重なったがれきの山の隣で、家族11人が一つのテントに暮らしている。

小麦粉と水と油はあり、一家のためのパンを焼くことはできる。

しかし、いつまで続くのか。検問所が封鎖されると、小麦粉も砂糖も購入できなくなった。

CNNの取材に応じたウンム・ムハンマドさん/Hilou/CNN
CNNの取材に応じたウンム・ムハンマドさん/Hilou/CNN

ムハンマドさんは言う。「私たちは食料支援のおかげで生きている」「この1カ月間、ずっと支援のおかげで飲食できていた。それがなくなれば、あまりに厳しい」

ガザ地区は今、イスラエルに再び包囲され、ムハンマドさん一家のような何十万人ものパレスチナ人の生存が脅かされている。

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